どうしてメッキは斑点状に汚れてくるのか?!
スマート金属部分のサビ取り剤の使用によるメッキ加工表面の洗浄
【金属部分のサビ取り剤 使用前】 |
【金属部分のサビ取り剤 使用後】 |
- 右側の写真が「スマート金属部分のサビ取り剤」で、キレイになったメッキですが、どうして、メッキ製品は斑点状に汚れてくるのでしょうか? それは、メッキ加工をする段階で、そのように汚れてしまう設計になっているからなのです。
それでは、メッキの仕組みと汚れる理由を、図を使って説明いたします。
【メッキには「ピンホール」と呼ばれる小さな穴が開いています】
【内部の金属が酸化してピンホールから出てきます】
- メッキで覆われていても、ピンホール部分から内部の金属が酸化してサビが発生します。
【サビがメッキ表面に表れ、放っておくと発生したさびがピンホールから出てきます】
- 放っておくと、サビがメッキの内側からメッキを破ってしまうことがあります。メッキが破れてしまうと、メッキを張りなおす以外に復元する方法はありません。メッキが傷む前に、サビを除去しなければなりません。
【最後はこうなります・・・】
- ところが、スマート金属部分のサビ取り剤を使うと……
- メッキ本来の光沢に代わりました。物理研磨をしないので、傷もつきません。
- 小さな点々状の傷は、サビでピンホールが広がりきったため発生したモノです。
- メッキがくすんでいます。(写真:左)
- 光沢がよみがえりました。(写真:右)
使用方法
①: 布やスポンジ等に、「金属部分のサビ取り剤」を染み込ませます。 |
②: 対象となるメッキ製品を拭きます。 |
③: ①と②をしばらく繰り返すと、メッキ本来の輝きが復活します。 |
④: キレイになったら、水洗い・または入念に水拭きします。 |
⑤: カラ拭きをして、水分を取れば、完了です。 |
使用上の注意
【してはいけないこと】
- 次亜塩素酸ソーダと一緒に使うと塩素ガスが出て危険です、混ぜたりしないでください。
- 用途以外に使用しないでください。
- 違う容器に入れ変えないでください。
- 硫黄泉には使用しないでください。
- 石やタイル等に使用する際は変色等の可能性がありますので目立たぬところでテストしてみるなど注意して使用してください。
- 子供の手の届くところに置かないでください。
- 保護眼鏡、保護手袋等を着用して体にかからないように使用してください。
【応急処置】
- 目に入った場合はすぐに水で洗い流して、医師の診断を受けてください。
- 飲み込んだ場合はすぐに水を飲ませるなどの処置をして、医師の診断を受けてください。
- 皮膚についた場合はすぐに水で洗い流し、異常を感じる場合は医者の診断を受けてください。