ユスリカの幼虫は河川や温水プールなどあらゆる水域から発生します。
成虫は蚊柱(カバシラ)になり大量に飛びまわるので、幼虫のうちに駆除するのがポイントです。 ただし公共の河川や下水管から発生している場合は、管理者(市町村や河川管理事務書)と相談してから対処して下さい。
工場内の排水施設等で問題になっている場合は、幼虫駆除剤のハイカプシン粒剤、脱皮阻害剤のデミリン発泡錠を対象の水域に散布します。 適量の散布であれば魚や他の水棲動物には影響はあまりありませんが、散布する場合は使用上の注意を守り、適正に使用してください。
プールから発生している場合は殺虫剤は使用できませんので、幼虫の生息個所を清掃して物理的に取り除くしかありません。 塩素剤等の消毒薬では効果はありません。
店舗などでの成虫対策には、侵入予防には窓ガラス専用殺虫忌避剤PGガードを窓ガラスにスプレーしたり、飛来害虫駆除器のフマキラーウルトラベープPROを出入り口の軒下に設置するなどの方法が効果的です。 それでも侵入してくる成虫には、ホタルなどの誘引捕虫器を店舗内に設置すると効果的です。
※ハイカプシン粒剤は甲殻類、冷水魚には低濃度でも影響がありますのでご使用の際はご注意下さい。